2023.11.2 歯を失う一番の原因は「歯周病」です
例年よりも暖かい気温で11月を迎えました。
日中は暖かいですが朝晩はとても冷え込むので防寒対策は忘れずにされてくださいね。
今回は歯周病についてです。
歯を失う原因のトップは歯周病です。世界で最も患者の多い病気としてギネスブックに認定されているほどです。
2番目はむし歯。どちらも、歯に付着したプラークが主な要因です。加齢によって歯が抜けるのではなく、歯周病やむし歯によってお口の状態が悪くなり、歯を失ってしまう場合が多いのです。
歯周病は「サイレント・ディジーズ(静かな病気)」と呼ばれ、症状などの自覚が少なく、いつの間にか進行していることが多く見られます。
歯を磨くと歯茎から出血する、朝起きた時に口の中がネバネバする、歯茎が赤い、腫れているなどの症状があれば、歯周病の可能性があります。
歯周病は、歯を支える歯茎や歯槽骨が壊れていく病気です。お口の中が不衛生になると、歯の周りに細菌によるプラークが溜まり、歯茎が歯肉炎を起こします。
この段階で、歯科医院でケアすれば、健康なお口に戻ることができます。
しかしそのまま放置すると、歯と歯茎の間にできた歯周ポケットに菌が繁殖し、歯槽骨を破壊していきます。これが歯周炎です。ここまでくると治療が難しくなります。
そうなる前に、毎日のお口のケアと歯科医師による定期検診を心がけましょう。